タイトルについて補足。ご存じの方は蛇足で失礼。
志村正彦とはフジファブリックの元ボーカルです。名ソングライターでもあり、バンドの代表曲『茜色の夕日』や『若者のすべて』のほか、他アーティストの作品など80曲以上を生み出しました。
東京、音楽、ロックンロール 完全版
残念ながら、これらは過去形。志村正彦は2009年に29歳で亡くなりました。デビュー5周年目のクリスマスに。
[adcode] 「あと20年、30年は続けます!」 そう言っていたくせに、その年のうちに死んでしまった。 志村正彦とはフジファブリックの元ボーカルで、2009年のクリスマスイブに亡くなったミュージシャンです。享年29歳。なぜ[…]
フジファブリック自体は残ったメンバー3人で今も活動しています。
ボーカルは当時(今もですが)ギターを担当していた山内総一郎。2019年でデビュー15周年。志村時代よりずっと長い活動になりました。
彼らは新曲をリリースする一方、志村の曲を今でも演ります。「志村の歌は志村じゃないと!」なんて元も子もない声が上がることも承知のうえで、昔の曲も演るのです。
フジファブリックにはフジファブリックを大好きなみんなと作ったCDがある、みんなの想いが込められた作品があると、ここからまた胸を張って生きていけます。
みんな、ありがとう!
そして今日はみんなのアルバムが誰かの心に届けられる最初の日。
みんな、おめでとう! pic.twitter.com/YCVuMTQPp4— 山内総一郎 (@ff_souichiro) 2019年8月28日
そんな彼らの覚悟ゆえ、デビュー15年も経ったのち、私はフジファブリックを知ることができました。
遅い、遅い、遅すぎる。でもなんとまぁ、すばらしい。
以下はフジファブリックど素人が書いたフジファブリック作品レビューです。といっても、志村正彦ボーカル時代5年間のみ。2004年~2009年のメジャーデビュー後のシングルを中心に紹介していきます。レビューといっても、評論家ではないので多くは曲の背景というか、覚え書きの類です。
なお、現在のフジファブリックも聴くつもりでいますが、日常的な音楽習慣がとうに薄れた中年世代ゆえ、来年に追いつくかどうかというところかと。
失礼も甚だしいフリですが、それについては最後の章で。
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基本その1:『若者のすべて』
まずは時系列を無視します。
絶対にこれだけは聴いてほしい代表曲中の代表曲から紹介します。
他アーティストのカバーも多い『若者のすべて』
夏の終わりの花火大会で「昔の彼女に再会したいな、しないかな、ムリだろうよ、と思ったらなんとびっくり!会っちゃった!」みたいな歌です。
すみませんね。
歌詞は著作権がうるさいので筋は変えず、多少デフォルメさせて頂きました。
本当の歌詞は何しろ語尾がいいです。下記の本で志村自身が語っていますが、曲中で物語が展開していく歌詞は志村には珍しいのではないかとも。
音楽とことば あの人はどうやって歌詞を書いているのか (SPACE SHOWER BOOks)
加えて、初聴にして「ああ、これは名曲」と誰もが思う、琴線に響くメロディライン。自分ごとでいえば、48歳母と14歳娘の意見が珍しく一致。
ところで、この『若者のすべて』は2007年のリリースです。
志村自身にとって自信作であり、「自分が(この曲を)誰よりも好きだと思う」くらいのことも語っていた。ミリオンセラーになっても不思議はないし、当人だって「これで1ステージ上がるぞ!」みたいな意気込みもあったはず。
だのに、私は2019年になるまで聴いたこともなかった!
それは自分の年の頃のせいだとしても。
当時のオリコンチャートでも最高位30位とか。
この数字には私ですらがっくりです。(※ちなみに、志村時代のフジファブ最高位は『蒼い鳥』の9位。リリースは同じ2007年。松田龍平主演、塚本晋也監督の『悪夢探偵』のエンディングテーマです)
調べてみると、2007年のフジファブリックは4枚もシングルをリリースしているのですね。06年は1枚も出していないのに!
『若者のすべて』は発売時期も悪いのです。
音楽番組もちょっと掛けづらいでしょう。これからクリスマスみたいな時期に花火大会の話はない。
余談ながら、フジファブリックにはこういうところが時々ある。
3rdアルバム『TEENAGER』(『若者のすべて』も入っています)は初夏を感じさせるポップな曲調が多いのに発売は冬。
4rdアルバム『CHRONICLE』は逆に冬を感じさせるアルバムなのに、発売が5月とか。
志村正彦には「曲が書けない!」スランプ時期がボコボコとあったようで、それも影響してはいるのでしょうがプロモーション的にはまったくどうも。うまいことやれば、もっとガッツリいけただろうにと自分の音楽情報弱者っぷりを棚にあげつつ、思うのです。
そのようです。
長澤まさみが月9の中でこの曲を口ずさんでiTunesランキングで急上昇したり(私は知りませんでした)、LINEモバイル「虹篇」のCMソングに起用されたり(これも知りません)、ミスチルの桜井や藤井フミヤや槇原敬之や柴崎コウ等々、さまざまなアーティストにカバーされたり(これも最近まで知りませんでした)。
槇原敬之がこの歌を知ったのも志村が亡くなった後と知り、なぜだか安心。
なお、マッキーは「志村さんは自分の中ではバッハとかベートーヴェンみたいな感じ」と才能を称えていました。
ミスチル桜井版(Bank Band)は「なんとなくリア充っぽいキラキラ青春感」があり
マッキー版は「夏の歌なのにクリスマスのような荘厳さ(これならば11月リリースでもいけたかも!?)」があったり
若者のすべて (Makihara Band Session)
聴き比べも楽しいですが、個人的には現ボーカルの山内総一郎のバージョンがいっとう好きです。
実は志村版よりも好きかもしれません。山内の歌の先には志村正彦が見えます。山内+志村の巴感が曲間から立ち上ってきて、何とも言えず、やり切れないけど心に沁みます。
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基本その2 『茜色の夕日』
私は「天才とは99%の努力だ」みたいなエジソンじみた考えを持つ人間です。なので、天才という言葉はあまり使いません。
けれど、『茜色の夕日』に関しては思いました。
「志村正彦、天才?」
この曲は情報弱者の私ですら聞き覚えがありました。
が、もっと年代が上の、何ならカバーしていた奥田民生の歌じゃないかくらいに思っていた気がします。中年に差し掛かった頃に振り返る風景のような、郷愁のような。デビューする前の18歳の青年が作った曲だとはよもや思いもしなくて。
そうなのです。
上京し、高円寺(ジャケ写も高円寺陸橋ね)のアパートでこれを作った志村正彦、「これでメジャーデビューまちがいなし!」のヤッタネ感に満たされたよう。実際はメジャーに行くまでに5、6年掛かってしまったわけですがね。
内容としては「中年に差し掛かって振り返る風景」どころか、「高校時代に振られた彼女とのエピソード」が元ネタだった。まぁ、そんなもんです。
この曲はインディーズ時代とメジャー時代とに、二度リリースされています。若干アレンジが違ってインディーズの方がテンポが速い。PVもありますよ。ちなみにメジャーデビュー後では6枚目のシングルにあたりますね。
当時ぜんぜん知らなかった自分にしても、やはりがっくり。何週間も首位を走り続けてもおかしくない名曲だというのに。
この結論からミュージシャンの方々にお伝えしたいのは「今、ヒットしなくともがっかりするな!」ということでしょうか。
いきなり脱線しますが、97年にスマッシュ社長(フジロックフェスの主催者)をインタビューした際に記憶に残ったのは「ミリオンになった曲でも『聴いたことがない』という人はたくさんいる時代だ」という言葉。
そんなもんかいな、とまだ若かった自分は思い、それから10年、20年。
ものすごく早く受け取る人々、まったく届かない人々、その差はさらに激しくなりました。瞬間的なボリュームにはますますなりにくく。だから、すぐにヒットしなくても、長い目で見て挫けないでください。
さぁね。
『茜色の夕日』を好きで好きでたまらず、アルバムでカバーした菅田将暉もまた、この曲を知ったのは志村が亡くなった後でしたし。
基本その3:季節ごとに新曲をリリース!~四季版
フジファブリックのシングルには四季版のシリーズがあります。
デビュー1年目に「春」「夏」「秋」「冬」とその季節に合ったシングルをリリースする、ちょっとした企画ものでした。
志村はそれほど気が進まなかったらしいです。ただ、こうしたアプローチもあってフジファブリックは新人の中でも「日本の四季を感じさせるバンド」として一線を画します。いや、画したらしいですよ。
なお、これらのシングルを含むデビューアルバム『フジファブリック』と2ndアルバム『FAB FOX』はその後に比べ、やや文学に寄った感じ。玄人にも受けそうな作風になっています。
まぁ、とりあえず、個々のシングルの雑感を。
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『桜の季節』 曲調は硬派、詞はウソつき要素も(春)
四季版の1枚目、フジファブリックのデビュー曲です。正直なところ、シングルとしては硬め。デビュー曲としては地味。アルバムの中の隠れた名曲みたいな存在感かと。そうして、今の今、頭の中でリフレインして離れません。
題材は「好きな女性との春の別れ」。昔の文豪のような、やや武骨な世界観が展開すると思いきや「彼女に手紙を書こう→実は作った話ばっかり→だけど、読み返すと泣けてくる、オレ(の文才)すごくね!(以上、意訳)」みたいなフレーズが突如出てくる。
本当に好きな相手なのに、”純”から外れたことをしてしまう。これ、あります。絶対にあると思う。
普通のラブストーリーではまず描かれない(だって、真摯なテイストが一気に失速しますからね)場面をサクッと入れてくるあたりがすごい。
「いや一応、メジャーデビュー作だし」とか言わず歌詞をそのままにしたメンバーやプロデューサーもすごいと思います。
余談ですが、志村の歌詞にはウソ関連が時々でてきます。「ウソをついた日は素直になる」(「ロマネ」意訳)「バチがあたるからウソをついてはいけない→でも、たまについてしまうかも」(「バウムクーヘン」意訳)みたいなヘンな歌詞もある。
「夏」―『陽炎』 陶酔度№1シングル
これ、好きです。
最初は「愛は陽炎~」という類の歌だと思っていました。ぜんぜん違う。
ラブソングではなく、少年時代の夏の情景です。その光景を大人になった主人公が思い出している二重構造。
「バット借りて原っぱ行こう→駄菓子屋寄ってウロウロしてたら雨降ってきた→もう、しょんぼり、ああ、がっくり→と思っていたら、雨やんだ!やった!やった!オレらの世界に早く行かなきゃ」みたいな。
そう。そこまで嬉しかったのです。忘れていたけど、確かにそういう時代があった。その情景を「興奮した子どもが舌足らずに叫んでいる」ように歌う。歌詞にもありますが、聴いていてまさに「胸が締め付けられ」ます。
金澤ダイスケの鍵盤がまたメチャクチャいいです。楽器についてよくわからない私でさえも気づいてしまった、その美しさ。リスナーの心の奥へ、奥へ、奥へ、その襞へと入り込んでくるような感覚で、陶酔度№1シングルです。
通常版のほか、バラード版もあります。
「秋」―『赤黄色の金木犀』 若さ、青さ、ヒリヒリさ
ヒリヒリさって文法的におかしいですけどね。
私の中のイメージではこんな感じ。
ぜんぜん違います。字ばっかりのブログなので変化をつけたかったのですが、わかりにくかったですね。すみませんね。
言葉にしてみます。音がカクカクしながら、矢継ぎ早に飛んでくる感じ。花の名前なんか出てくるけど、自然というより都会な感じ。金木犀というけれど、人工的な感じも少ししてそれも好き。
シチュエーションとしては「昔の彼女を思い出している」みたいなものが前提としてありそうです。「感情の抑制はしている風だけど、未だどこかで何かを期待している状態」みたいな感じ。「カッコつけてはいるけれど、隠し切れない胸騒ぎ」のような。
年輩者から言わせてもらえれば、この手のものはたいがい妄想に終わりますがね。
その意味で、私の中では『若者のすべて』以上に「若者のすべて」って感じの曲です。志村の言葉の選び方も優れています。抒情的な中に先走り感とか生き急ぐ感じがある。
もう一つ。楽器のこと知りもしないのにまた言うかって感じですが、この曲はね、ドラムが先走ってるんですよ。
ボーカルよりドラムの方が前に出過ぎになりそうな、そんな感じがあったりしてヒリヒリハラハラしてきます。
でも、この前のめり感、勇み足感がたまらないのです。歌の世界観にものすごくマッチしている。
ドラマーの足立房文は音楽性の違いからデビューから2年経たずに脱退しています。
バンド抜けるか抜けないかという時、スタジオで「とりあえず、持ち歌ぜんぶやってみよう」となって、最後の最後に演奏したのがこの『赤黄色の金木犀』だったそうです。(※以降、フジファブリックのドラマーは随時サポート参加という形に)
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「冬」――『銀河』 アニメ歌謡のように耳に残る
『桜の季節』『陽炎』『赤黄色の金木犀』はそれぞれ昭和の短編小説っぽさがあるのですけど、その流れは『銀河』でぷっつりと切れます。
四作品とも昭和っぽい、懐かしい曲調ではあるのですが『銀河』だけはそのベクトルが違う。
「なんじゃ、こりゃ」感もある。でも、めちゃくちゃクセになります。
「これじゃあ、アニメの歌か氣志團みたいじゃん」
雑談中にふざけて奏でたイントロを志村は自分で笑い飛ばしたらしいです。が、これを聴いたプロデューサーの片寄明人氏が一発採用。すばらしい感性。
本当にアニメの主題歌になりそうな曲です。
人口着色料っぽいメロディラインを突き抜けて、気がついたら宇宙!みたいな奥行き感。ある意味、昭和の歌謡曲っぽい印象もある。
曲中に「U.F.Oの軌道がどうたら~」みたいなフレーズが出てきたりね。「タッタッタッ」みたいな擬音が出てきたりね。PVも3人組の女性が唐突に奇妙なダンスを踊ったり。
このPVは一部で評判になったらしいですが、踊りの意図は不明です。
志村正彦ボーカル時代、11枚のシングル史
ああ、長い。長くなり過ぎました。
シングルすべてを紹介しようかとも思いますが、少し駆け足で。
志村時代のフジファブリックのシングルは全部で11曲あります。すでに紹介したものを含め、順に並べたものが以下。
② 「陽炎」(2004年四季版「夏」 オリコン最高位45位)★
③ 「赤黄色の金木犀」(2004年四季版「秋」 オリコン最高位50位)★
④ 「銀河」(2005年四季版「冬」 オリコン最高位49位)★
⑤ 「虹」(2005年 オリコン最高位34位)
⑥ 「茜色の夕日」(2005年 オリコン最高位38位)★
⑦ 「蒼い鳥」(2007年 オリコン最高位9位)★
⑧ 「Surfer King」(2007年 オリコン最高位23位)
⑨ 「パッションフルーツ」(2007年 オリコン最高位26位)
⑩ 「若者のすべて」(2007年 オリコン最高位30位)★
⑪ 「Sugar!!」(2009年 オリコン最高位14位)★
2006年と2008年はリリースがないですね。スランプかぁ。スランプですね。
個人的なお気に入りです。
特に私のように音楽に疎くなっている人でも『茜色の夕日』と『若者のすべて』だけは聴くべきです。
聴かないまましぬと平成に生まれ生きた意味が薄れるような。
そういうこと言いますか。ずいぶんと流して読んできたのですね。
「基本その3:季節ごとに新曲をリリース!~四季版」の見出しに戻ってください。
未紹介の★曲についてほんの少し追記しておきます。
『蒼い鳥』(2007年)
「暗」とか「深」とか「闇」とか「重」みたいな文字がぴったり。スケール感のある曲で当時のフジファブリックでは一番ヒットしました。塚本晋也監督『悪夢探偵』の主題歌です。ああ、確かに「悪夢」もまたぴったり。プログレっぽい印象。
『Sugar!!』(2009年)
志村生前のラストシングル。ですが、これまでで最もカラフルで最も前向きな曲です。スポーツ番組のテーマソングにもなったのも納得。一番ベタですが、大好きです。テンション上がります。「これはやらねば!」という気分になります。
しかし、『桜の季節』とか『赤黄色の金木犀』を作った人の同じ歌とは思えません。フジファブリック志村はまだまだ進化の途中でした。
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歌ヘタクソ? 初期はかなり上手ですよ
さて、曲紹介のオマケというか、ボーカリストの補足。
志村正彦についての書き込みを見ると「相変わらず歌ヘタクソ。だけど、このヘタさがたまらないんだよ」みたいなコメントを時折目にします。
最初は思いましたよ。
ああ、あれね。「自分はぽっと出のファンとは違う。彼のいい面も悪い面もすべてわかっている」みたいなね。
ファン内で差別化を図る、優位性を出す、みたいなね。
が、実はあながち言い過ぎではなかった。
後期のライブは声がぜんぜん出ていません。MCは上手になっているけれど。
5周年記念ツアー(志村最後のツアー)は「あまり上手でない人のカラオケ状態」みたいなことに度々陥っている。
もともとDVDの音質、画像とも悪いんですがね。
こちらのライブは死後10年経ってやっと出たものですが、多分、関係者はあまり出したくなかったのだろうな、志村が生きていたら反対しただろうな、と深読みしたくなる歌唱具合。「そんな状態なのに出してくれて本当にありがとう!」というのが、いちファンとしての本音なのですが。
まぁね。その通り。
志村自身、ボイストレーニングをしたり、なんとか歌唱力を上げようとしていた。ポリープの手術もしていますね。けれど、ライブを見る限り、あまり成果が出ないままだった。普通の状態でも心身とも不調な時期だったのに、ライブでパワーを出せというのも無理がある気もしますが。
その一方。
デビュー1、2年の頃の志村正彦は絶対にヘタではなかった。ボーカルの人にさっきから失礼な言いっぷりですが、むしろ上手だったといっていい。高音で顔をしかめるクセはあるものの、それは大したことではない。
朴訥でいて、ちょっと放るような歌い方は実に魅力的です。
『桜の季節』奥田民生、寺岡呼人とのセッションはデビューまもなくの頃。
ヘンなカツラ被りつつ先輩とのセッションで少し緊張していますが、いい声です。民生はもっと上手ね、とかツッコミは入れないように。
もう1ライブ。
前出した『陽炎』にはアコースティックバージョンがあります。端的に言ってバラード。限定発売だったらしくCDは入手困難(配信はあり)ですが、ミニライブか何かでの志村の声は聴き惚れるほど。これを上手いと言わず、だれの歌を上手いと言うのか。
絶品ですよ。
「志村のヘタさがたまらない」なんていっているあなたはやはり間違っています。
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このインタビュアー、日本で一番うまいのではないのか? 普通に考えて、フジファブリックファン以外の人がこの本を手に取ることはないでしょう。 だけど、これはファン以外の人が読んだとしても絶対に面白い。単なるヒマつぶし目的でも、出版な[…]