健康管理のできるスマートウォッチに憧れを抱いておりました。
倒れたらウォッチが異常を感知して緊急通報してくれるとか、いい年代の人間にはお守り過ぎるにもほどがある。
しかし、購入したのは人命救うApple Watchではなく2019年10月に発売したFitbitのversa2。
21年現在、Apple Watchも旧型はだいぶ安くなっていますがね。
というわけで、以下。
前半はスマートウオッチの比較記事(主にApple WatchとFitbit。体温と血圧測定ができる中国製品も少し)、
後半はFitbitの実際の使い勝手となります。
目次からお好きなところへ飛んでいただければ。
Apple WatchかFitbitか?それぞれの特徴は?
さて、スマートウォッチの二大ブランドといえば、Apple WatchとFitbitということになっています。
ということになっています、と言いたくなるほど何しろ私は一見さん。
当初はその違いがよくわからず、レビュー読んでも歳のせいか集中力が続かず、頭を整理するに至らない。
2ヶ月くらいかけて少しづつ読み、何となくわかってきたことを以下にまとめます。
Apple Watch はiPhoneのヘビーユーザー向け
Apple Watchの特徴(※バージョンアップで日々変化していますが)
スマートウォッチをiPhone代わりに使いたいとか、スマートウォッチでお金払いたいとか、そういう人にはおススメです。
iPhoneなら設定はとにかくラク。
ちなみに、Apple Watchはandroidユーザーは実用的な面ではあまり持つ意味はなさそうです。
睡眠管理ならFitbit最強説
Fitbitの特徴(※バージョンアップで日々変化していますが)
(iPhoneとの連携ならApple Watchが優位)
カラーはピンクやグリーンもあります。
デザイン的にはFitbit よりApple Watchのが好みでしたが、スマホの通知をデバイスで受け取ったり、Apple Payで「ピッ!」としたりにさほど重要性を感じませんでした。
毎日、充電しなきゃならない物体がさらに増えるのもね。
ちなみに音楽はどちらでも聴けますが、個人的にスマートウオッチへの最大の期待は睡眠計測でした。
こんにちは。40代寝だめフリーライターです。 二度寝して起きたら昼の12時!この悪習慣をなんとかしたく早起き生活を決意。 目標は平日だろうと、土日だろうと、朝7時台に起きること。 もっと大切なのはその後二度寝をしな[…]
というわけで、Fitbitを購入しました。
中国製は新機能満載!血圧や体温を測れるスマートウオッチ
そうなのです。
ガジェットみたいな若者っぽい話題の中で告白するのはためらわれるのですが、私は血圧がほんのり高め。
血圧計(一応持っている)で毎日測定した方がいいのですが、どんどん面倒くさくなる。
スマートウオッチで血圧測定できりゃ楽じゃんと思っていたのですが、この機能はApple WatchやFitbitにはありません。
あるのは、中国製の安物スマートウォッチのみ。
個人的な印象ですが、中国製の方が新しい機能の搭載は早いような気がします。
こちらは↓体温も測れるんですね。コロナ渦にもってこい。しかも、安い。レビューも概ね好意的です。
おそらくApple WatchやFitbitがすぐに手を出さないのは精度の問題なんじゃないですかね。
血圧測定は手首の場合、若干ズレるのが当たり前。
けれど、日々の中でのおおよその変化がわかるなら、自分にとっては十分でした。実は購入の際は最後まで迷って、でもって、やめることにしたという経緯もあり。
かつてはバリバリの低血圧だった人間です。そんな自分が「高血圧のためにスマートウォッチを買う」だなんて!!
まぁ、実際はね、スマートウォッチというのは「老い」をオブラートに包んで「オシャレ」っぽく健康改善しようというテーマもあるわけです、多分。
こういうものが出てくる時代と自分の高齢化とが重なるのは幸運なことだと思いますね。
Fitbit versa2、メカ音痴の40代が実際使ってどうだったか?
Fitbit到着~当然、説明書はなし
さて、土曜の夜8時頃にamazonで注文し、日曜16時には到着。
朝5時すぎに「発送しました」メールが届いていたのを見た時は申し訳ない気にもなりました。
↑こんな本もありますからね。
で、届いた商品。
思った通りというか、まともな説明書はありません。
いろんな言語が書かれた紙ぺらに「はじめに、Fitbitアプリをダウンロードします」とあるだけ。
この手のガジェットに説明書がつかなくなったのはいつの頃からか。慣れっこにはなりましたが、印刷物の大好きな自分は未だ損した気分になります。
売れに売れていた藤原紀香がCMやってた頃のJ-PHONE (現ソフトバンク)にはぶ厚いカラーの説明書がついていたはず、とか。
そう、どうせほとんど読まないけどね。
でも、新品買ったのに「あとはダウンロードで!」みたいな対応にちょっとだけイラっとします。顧客にさらにひと手間かけさせるとはね。ペーパーレス化といってもね。
ダウンロードの意味がわからない高齢者はどうすんだ!とか。
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Fitbit Versa 2 Alexa搭載 スマートウォッチ Emerald/Copper Rose L/S サイズ [日本正規品] FB507RGPE
Fitbit、設定は楽勝!
ともあれど。
結論から言って、ダウンロードがなんなのかわかってさえいれば、操作は難しくない。
PCスキル、この20年ほどで止まりっきりの私にも簡単。
というか、ダウンロードというよりインストールという感じ(私の感覚値で。この2つの違い、よくわかっていない)。どこにダウンロードしたのかわからなくなるようなこともなく、圧縮とか解凍もなく、自動的に開きます。
アプリをダウンロードしたスマホなり、パソコンなりを、スマートウォッチの近くに置いて操作すると勝手に指示を出してきますから、その通りにやればよい。
何も難しいことはありません!
Fitbitの場合、自分と同年代の平均的データ比較をしてくれますので、誕生日やら体重などの個人情報も尋ねられますが、そこは正直に答えましょう。
設定が終われば、スマホやパソコンに「睡眠計測」や「エクササイズ」の統計が表示されます。
簡単な数値はチェックできますよ。
今日歩いた歩数や心拍数あたりは文字盤ディスプレイに表示させることもできるようですし。
ただ、レム睡眠何時間取れたかとか、何時から何時までが深い睡眠だったかみたいな細かいグラフは出ません。というか、出たとしてコチャコチャしすぎて見づらすぎ。
Fitbit、噂の睡眠ログはいかに?
で、目当ての睡眠ログですが。
もちろんです。
私は起きている間も20年近くノーウォッチ人間です。
その辺、心配だったわけですが、軽いのでほとんど気になりません!
睡眠計測は項目も細かいです。それまで使用していた睡眠アプリ(スマホをベッド脇に置いて測定)は途中で起きても観測されないことがあったのですが、これはそんなことはない模様。
スマホに自動で睡眠スコアが出てくる
で、朝起きてスマホをチェックするとこんな感じに。
睡眠スコアが出ます。6時間17分の睡眠時間は私には少なすぎな気がしますが、点数は悪くない。
睡眠効率が良かったのでしょうか。確かに、睡眠時間の割にこの日はスッキリ目覚めました。
このスコアは1日目には出てきませんでした。
どこか触った覚えはないのに、なぜか2日目から表示されるようになり。
1日目を見ると「なぜ睡眠スコアを取得しなかったのですか?」と責めるような文言が。
なぜって。こっちが聞きたいですよ、そんなこと。
同世代の平均睡眠時間と比較もできる
で、おそらく先の点数の根拠となる睡眠効率のグラフです。
レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠、目覚めた状態(ベッドにいるのに寝てない時間)がグラフ化。
このグラフだけだと、ちょっと見づらいですが、タップすると各詳細が表示されます。
↓たとえばレム睡眠
↓浅い睡眠。
ほかに、「深い睡眠」や「目覚めた状態」の計測もあります。
↓意外と重宝するのが同年齢の女性の平均と比較する棒グラフ。
↓睡眠時無呼吸症候群の参考になりそうなグラフも。私は大丈夫そうでした。
このほか月ごとの平均睡眠時間や週単位の睡眠スコアなども一覧で見られます。
昼寝は1時間以上寝た場合のみ!?
なお、Fitbitは昼寝も計測できます。当たり前じゃろ?と思うあなたもいるかもしれませんが、1日1回の計測しかできないものの多いのです。
中国製スマートウォッチはほとんどそう。Apple Watchは未確認ですが、こちらにはそもそも睡眠計測はついていません。外部アプリをインストールして、みたいなひと手間が掛かりますし、Fitbitより精度は劣るかと思われます。
※昼寝追記。
どうも昼寝は1時間以上しないと計測しないらしいです。電車に乗ってるとか新幹線の中とか、振動が多い場合も計測しないらしい。ということは・・・あまり期待しない方がいいってことです。
Fitbit versa2―見た目と使い勝手問題
Fitbitその他、実際の使い勝手はどうなのか?
Fitbit versa2―LINEチェックで既読がつかない
つけ心地は悪くないです。時計を滅多にしない私でも違和感なし。一方、バンドは衣類などのゴミが微妙につきやすい。
2万5000円の時計と考えると、見た目は正直安っぽいです。versa2は替えベルトなどかなりオシャレになったようですがね。
でもって画面。
デフォルトでは触った時だけ時計画面になる設定なので、なんだか消えたテレビのよう。
マヌケっぽいです。カバーでもつけたくなります。(常時画面オンも可能。ただし、バッテリーの持ちは悪くなるかと)
まぁ、20年くらい前から言われる「ユーザーインターフェイス」ってやつですね。よくわからないなりに触っているうちに何となくわかるようになる。
LINEやGメール、電話の通知も出来ますよ。
FitbitでのLINEチェックが魅力的なのは既読がつかないところ。
これなら先方に既読スルーと思われず、どうでもいい返信の時間稼ぎができます。
時計のディスプレイを変更する方法
できます。
「Fitbit versa2」(別のシリーズならその機種名が出るはず)→「文字盤」→「すべての時計」からデザインを選択できます。
LINEなどのアプリの設定もアカウント→Fitbit versa2→アプリ、あたりから出来そうな感じ。
ディスプレイのデザインはフリー素材が多数あります。
ただ、数は異様に多いのにほとんどがダサい。作ってくれた人には申し訳ないんだけどダサいんだよなぁ。
カロリー燃焼も記載
使用中、Fitbitはいろいろ応援メッセージを送ってきます。
5000歩とか1万歩とか達成すると届くみたい。
「やりました」とかもね。
アプリの方に表示されるメッセージは若干テンション低めです。個人的にはこの人とのが気が合いそうです。
運動後の消費カロリーも計算されます(※食事メニューを書き込めば、摂取カロリーも計算してくれます)
Fitbit版ツィッターみたいなものもあります。
エクササイズやウォーキングの記録を載せたりね。私はツィッターはやりませんが、こっちは少し興味があります。
Fitbit仲間はいませんが、どうやらそうらしいですね。
エクササイズのモチベーションを上げる工夫はいろいろある気がします。
Alexaとか音楽関係とか、まだまだ使い始めでよくわからないことも多いですが、というか、一生わからないまま終える機能もありそうですが。
でも、楽しいです。「Fitbitでダイエットに成功した!」みたいなことをたまに言う人がいますが、言いたくなる気持ちはわからないではない。
規則正しい睡眠生活ともども、ちょっと運動がんばってみようかな、と思わせてくれる何かがある。
買ってよかったなと思っています。