わが家ほどひどい結露は世に存在しないんじゃないかと思ってました。
もうね。朝起きてカーテン開けたら窓ぐっしょり。
アルミサッシもぐっしょり。ちなみに雨の日ではありませんよ。
極めつけは結露がひど過ぎてマンションの廊下に水がしたたり落ちる始末。冬は毎朝、廊下に水の線が……。
まったくね。負のオーラ・スポットかって感じです。もっとひどい時は小さな水たまりまでできてるし。窓ガラスの結露も気が滅入りますが、これがイヤでイヤでたまらなかった!
でもって、苦節数年。何やってもどうにもならんとあきらめかけた結露問題、今冬ついに解決の目を見ました。そのレポートを以下に。
しつこい結露でへげへげの人、面倒くさがりの人、結露グッズが使えない網ガラスの窓の人にはきっと朗報のはずです!
※先を読むのも面倒なあなた。結論をいえば↓この商品で98%解決しました。なんの悔いなくおススメできる商品です。
結露部屋の悪条件
わが家の結露部屋ですが、こんな環境にありました。
・寝室として使用
・湿度が高い
・エアコンは未使用
・窓は結露のたまりやすい網入りガラス
暖房ガンガンかけた部屋だと結露は起きやすいです。けれど、うちはまったく使っていないのにこのありさま。
で、調べたところ、温度差がなくとも湿度が高い部屋は結露しやすいそうです。そういわれるとぐうの音も出ない。梅雨時期なんかは乾燥機回しっぱなしではある。
感覚的には、人が寝る部屋も結露しやすいような。ほぼ同じ暗さにある隣室は暖房つけてもそこまで滴りませんから。
結露対策、試行錯誤編
で、結露対策としてこれまでにやったこと。
その1、朝、窓を拭く
雑巾で拭いたり、結露ワイパー使ったりね。サッシの間に新聞折り込んだり。
どちらにせよ、ふた拭き、み拭きくらいでもうグショグショです。
窓一面吹くのに雑巾何枚いるのかって感じ。注意して拭かないと水滴が滝のように流れ落ちてくるし。窓脇にベッドがあるので布団に滴ってきそうだし。
結論から言えば、不毛な気がしました。こんなこと、毎朝チンタラやってられませんよ!
その2、窓ガラスの下方に結露吸収テープを貼る
100円ショップでもよく売ってるようなやつね。その1の状況を鑑みるとダメだろうと思ったけれどやってみました。
やっぱりダメでした。放置してると、そのうちカビ生えたみたくなってくるし。
その3、窓ガラスにプチプチを貼る
まぁ、これも結露対策でよくあるやつですね。「プチプチを貼って結露がマシになりました!」みたいなレビューを見てこれまた100円ショップで購入。
見栄え? そう、見栄えは悪いです。そこをよしとできる部屋かどうか。うちの場合、寝るためだけにしか使っていない部屋だったのでよしとしました。カーテンで隠れるし。
ただ、どちらにせよ、センスを気にするまでもなく方法としてムリでした。プチプチを貼ろうとするも網入りガラスの凹凸が邪魔し、するするとズリ落ちてきてしまいます。
爆発はしません!
ただ、温度差で熱割れすることがあるらしく。結露防止シートは網入りガラスなど特殊な窓は不可になっている商品が多いよう。
(※調べてみると、日当たりの悪い場所にある窓なら熱割れはほとんど起こらないそうです。日中は太陽サンサン!みたいな側にあると少々ヤバいらしい。要は温度差がきつい場所かそうでないかということ)
その4、結露防止スプレーを吹き付ける
こちらは多少は効果が出た商品です。
窓拭いて全面に吹き付けるだけ。楽だし、見栄え問題もクリア―!でもって、効果は1か月!噴射の頻度も少ないのでこれ1本で2年くらい持ちます。
水だれスプレーとあるように、用途としては結露を完全防止というわけではないらしいです。が、うちでは結露もかなり減りました。効果1か月とまではいかないけど3、4週間はいけるような。
結露なし、水だれなし、これでマンション廊下の水痕問題ともオサラバ!
はい、行きませんでした。使い始めの初年度はこれで冬のシーズンを乗り切れました。
が、2年目。持ちが明らかに悪くなっている。それでも騙し騙し使っていましたが、春が近くなる頃には塗って1週間も持たないような。
その辺のルーズさが効果にも反映されている気もしますが、レビューを見ると「だんだん持ちが悪くなる」人は少なくないらしい。特に網入りガラスは表面ボコボコしてますから、液がヘンに残りやすいのかも。
玄関の結露対策にも使ってますが、そちらの方の持ちはそこまで変わらないので。
で、スプレー使用3年目のうちの窓。これまた3日と持ちませんでした。
で、玄関出たら事件現場みたいなありさまだし。
正直もうゲンナリです。
結露防止の窓カバーは最強だった!
でもって、ほとんどあきらめかけていました。母は忙しいのです。たかが結露に何年も関わりあってるヒマはなく。近隣住民に負のオーラスポットと噂されようが、もうどうでも!
ビニールカバーでもって二重サッシ状態を作ってしまおうという発想らしい。この二重サッシというのはね、すごいのです。
以前、札幌に住む友人と結露問題について話した時のこと。彼女の言葉に感銘を覚えたわけです。
「北海道の窓は基本二重サッシだから結露しない」
「そもそも北海道は結露すると深刻な被害が出る」
「それを完ぺきに防ぐ二重サッシは素晴らしい」
だからといって、自宅の結露窓を二重サッシに変えるほどのお金もエネルギーもなし。そんな時に発見した「エセ二重サッシ」の威力はまぁなんと。
網入りガラス使用可であること、「ひどい結露は確かに減った」みたいなレビューを見て購入したわけです。
結露防止カバーの設置時間は10分程度
で、届いたのがこんな感じ。
ビニールシートみたいなカバーで窓ごと覆う感じですね。見目はイマイチですが、寝るためだけの部屋なのでまぁよし。
取り付け方の詳しい説明書も入っていますが、字ばっかりで途端に腰が重くなりました。
結果、1週間くらい放置し、正月休みにやっと設置。
やってみると思ったよりも簡単でした。箱にも「かんたん3ステップ」みたいなことは書いてある。
1人でやって10分、15分程度だったか。シートの両面テープを外し、窓枠にはりつけていくような感じ。シートが窓より大きいので貼り付け後にカットするわけですが、それが若干やりづらかったかな。
「窓サイズをちゃんと測って、シートの方にもいちいち印つけてカット!」ってことに面倒さを感じない人ならそっちの方が綺麗にできると思います。
ただ、説明書では「貼ってからカット」することになっている。「切りすぎちゃってシートが足りない!」みたいなドジっ子がいるからではないかと。
窓に奥行きがないと使えないって!?
実を言えば、設置の過程で「うわー!失敗したー!もうメルカリで売るか」みたいな事実を発見します。
説明書を読むと「窓枠上面部分に貼り付ける」みたいなことが書いてあるわけです。
上面部分?
窓枠の上面って?
うちの窓に上面なんてないんだけど・・・。
で、説明書をもう一度読むと。
窓枠の奥行が2cm以下の枠には取り付けできません。
2㎝どころか0㎝です。うちの窓には奥行なんてありません。
でもね、もう強行行使でやっちゃいました。奥行が必要な理由はおそらくシートのずり落ち防止ではないかと。一方で、シートに使われている両面テープの粘着率は強そうなので大丈夫なのではないかと。
数か月経った今もずり落ちる様子はないので大丈夫ではないかと。
もう一つ、カバー貼る時に気が付いたカーテンフックの出っ張り。
密閉度は弱まりますが、まぁ、仕方なし。
結露防止カバー貼った後のビフォーアフター
さて、貼った翌日。
なんと!
カバーごしにもわかりますか?
乾いている感じ、というか水滴がない感じが!
(窓)カバー貼る前↓
(窓)貼った後↓
(外)貼る前↓
(外)貼った後↓
使用時の注意点!浴室のドアは閉めること
というわけで、目覚めてカーテン開ける度にいきなり落ちていた気分が、外に出る度にいきなり落ちていた気分が、すっかり解消されました。
ともあれ、見た目はイマイチながら結露持ちにとっては、それを補ってあまりある商品であったと言えるでしょう。
ただ、これを読んで購入を考えた方に一点だけ注意。
そうなのです。
・寝室のドアも開けっ放し
上記のような状態だった翌日。
シート表面に水滴が!!
これ、結構まずいです。シートの表側(室内側)に結露では室内の床がぐしょぐしょになりかねない。だったら、マンションの廊下にシミ痕が残る方がまだマシです。ただ怖いだけですからね。
多分、うちのようにひどい結露の人は「浴室に窓がない!」などの問題もあるでしょうから、この辺りの導線はしっかり押さえておくに限ります。
その点のみ注意すれば、本当におススメできる商品だと思います。
追記:なお、2年以上使ってるけど冬の結露知らずです。部屋はダサくなるけど威力は本物。
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